「自分自身の幸せのために」
あなたは、親のためでも、相手のためでもなく、自分自身が「幸せだ」と思えるような結婚をしましたか?自分自身の幸せために、自分が心から愛した人と結婚をしましたか?
私が9年間の結婚生活に終止符を打ったのは、「自分の気持ちを押し殺した結婚」だったことに気が付いたからです。
相手の両親に会ってしまったから、もう後戻りはできない。
学歴もしっかりしているし、お仕事も安定しているし、これなら母親も安心するだろう。
そんな風に結婚をスタートさせてしまった結果、私はのちに生まれてくる子ども達を、そして自分自身を、ひどく傷つけ続けることになりました。
実際のところ、結婚をする少し前には元夫への気持ちが少し冷めてしまっていました。
でも、結婚すれば愛情がまた元のように戻るかもしれない。
ブレークです。
子供のムダ毛っていじめの原因にもなるようですね。そして子供のムダ毛対策、脱毛って結構普通に行われているみたい。
つい先日も、テレビで子供の脱毛特集がやっていました。
では、戻ります。
子どもができれば、この人のことをもっと愛せるようになるかもしれない。
そんなふうに考えながら結婚して、妻から母になり、家事に育児に追われる毎日を過ごしていました。
常に元夫のことを最優先にして、私のリラックスタイムは1週間のうちに1時間あればいいほうでした。
はじめのうちは「夫が好きなことをしてすごしていれば、それで私も幸せなんだ」と思っていましたが、そのうち元夫の「自分自身の好きなことを優先させる姿勢」を不満に思うようになりました。
私に対して「たまには趣味でもなんでも、自分の好きな時間を時間をすごせばいいよ」と言ってくれることがなかったからです。
「私だって、1日にたった5分でも自分の時間を持ちたい」と訴えても、「そうだよね、今度からはそうさせてあげるね」という言葉だけで、実際には私が訴えたときのみ、聞いてくれるだけでした。
それに追い打ちをかけるように、私の実母からも「あんたは甘えてる。子どもが生まれたら、自分の時間を持とうとするのが間違っている」などと言われました。
一番理解してほしい夫にいたわってもらえずイライラはつのる一方で、その矛先は子どもへ向かっていきました。そのうちに鬱っぽくなってしまいました。
心療内科にも通いましたが、治る気配は一向にありませんでした。子どもへの八つ当たりも次第にひどくなっていき、しまいには子ども達がかわいいと思えなくなってしまいました。
仲良し夫婦や仲良し親子を演じるのに疲れ果ててしまっていました。
9年間そんな毎日を過ごしてきたある日、このことを旧友に相談しました。
その知人は「もう、頑張らなくてもいいんじゃない?」と一言だけ言ってくれました。
「もっと自分を大切にしたほうがいいよ。」
その言葉のおかげで今まで背負ってきたものがなくなって、楽になれた気がしました。
常に他の誰かの意見や気持ちを最優先させてしまうことで自分自身を大切にできなくなってしまっていること、そのせいで子ども達をひどく傷つけ続けてきてしまったことを終わらせようと思いました。
それから離婚するまでは、わずかひと月程度でした。
「お金のないやつに親権は渡せない」と言われ、子ども達の親権は得られませんでした。
子ども達とは離れ離れになってしまいましたが、子どもと距離をおいたことで改めて子ども達への愛情を再認識することができました。
離婚を機にこれからは自分の為の人生を歩み、自分のことも、子ども達のことも大切にしていきたいです。